玄関ホール・廊下階段からリビング階段に変更した話

我が家が初回に要望した点を元に、設計士のMさんから提案された間取りは以下の記事の通り。

初回に提案された間取りの打ち合わせの際に、変更をお願いしたのが今回の記事の目的となる階段の位置だった。

初回の打ち合わせでは特に要望を出していなかったため、階段の位置は玄関ホールの廊下に設置されていた。

玄関ホール・廊下階段

でも妻がここで階段位置を変えて欲しいという要望を出すことに。それは必ずリビングを通って2階に行き来するというもの

妻いわく子供たちが大きくなるとどうしてもコミュニケーションが薄れる心配があり、知らぬ間に帰ってきているということもありそうで、それだけは避けたいということだった。

確かにこれは自分も納得した。
さらに自分としては、この他にも無駄なスペースと考えている”廊下”が省けそうだったので良いアイディアだと思った。

ただしリビング階段にはもちろんデメリットもある。

それは必ずリビングを抜けて2階に行く必要があるため、常にリビングは綺麗にしておかないといけないし、子供たちの友人が遊びに来たときはリビングで寛いでいるなんてことも難しくなるかもしれない。
その他にも、気密や断熱性能によっては冷暖房効率が悪くなることや、1階と2階の音やニオイの問題も出るかもしれない。

やはり色々な方のブログを見ても階段の位置については様々な検討がされており、玄関ホール・廊下階段派とリビング階段派に分かれている。そしてそのメリットとデメリットに関する意見も様々。

大まかにリビング階段派の意見を個人的にまとめて見ると

【間取り設計上のメリット】
・リビングが広く見える
・廊下を削減できる
・空間デザインが良くなる
・階段下が収納などに有効活用できる
【生活上のメリット】
・家族が外出/帰宅する際に顔をあわせる機会が増える

逆に玄関ホール/廊下階段派の意見をまとめると

【間取り設計上のメリット】
・冷暖房効率が良くなる
・料理のニオイなどが2階へ伝わりにくくなる
・音が2階へ伝わりにくくなる
【生活上のメリット】
・1階と2階の独立性が担保できるのでプライバシーを確保しやすい

こうして考えてみると、リビング階段派のデメリットは玄関ホール・廊下階段派のメリットであり、玄関ホール/廊下階段派のデメリットはリビング階段派のメリットということも言える。

この辺は各家庭によって生活スタイルや家族構成も異なるので、意見に多様性が生まれる部分なんだなと思った次第。

ということで、我が家は第一優先として子供のコミュニケーション、第二優先として廊下を無くす(コレは自分の思いが強い)ということから、リビング階段を採用となりました。

で途中の設計がこれで。

リビング階段構想の途中の設計

その最終形が以下。

リビング階段構想の最終設計

最終形は正式なリビング階段とは言えないかもですが、必ずリビングに入ってから2階へ行くという目的は達成することができました。おしまい。

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