初回に要望した風呂場の位置が設計過程で変わった話

我が家の間取り要望は以前に書いたとおりで、簡単に言うと1階リビング、2階に風呂場&ファミリークローゼットというもの。

初回の間取りの要望編はこちら↓

この間取りの発想の根源は、妻の家事動線を極力シンプルにしたいというものだった。

2階に風呂場を持っていけば、

1.家族が2階で風呂に入る
2.服を風呂場で脱ぐ
3.妻が翌日朝に2階で洗濯機をかける
4.2階のバルコニーで干す
5.2階のファミリークローゼットで畳む&収納する

こんなシンプルな家事動線をイメージした。

よって設計士のMさんが提案してくれた初回の間取りも、我が家の要望通りのものだった。

でも設計の過程において夫婦でちょっと待てよとなることに・・・

確かに2階に風呂を持っていくのは、リビングも広く出来るし家事動線を考えても良いと思う。

けど老後はどうする??

今の年齢と健康状態、そして生活スタイルだけを想像して家を設計するなら確かに2階に風呂を持っていくのは合理的だと思う。

けど年老いてからもこのスタイルは変わらずに、毎日のように1階と2階を行き来する必要がある。
そのとき我々夫婦の足腰は大丈夫なのか?
もちろん今は大丈夫な自信はある。けど確証はない。

そうなった場合は老人ホームに入居するだけの話しなのかもしれないが、やはり子供たちが巣立った老後に夫婦で1階のみで生活できるシーンは考えておいたほうが良いのでは?となった。

そこで出した結論が、

1階に風呂場を持ってくるということ

でも妻の家事動線だけは今の生活シーンに合わせて少しでも担保したい、そして老後は1階のみで生活ができるという目的を叶えるためにさらに出した結論が、

2階のバルコニーを無くすということ

では洗濯物はどこに干すのか?
我が家の最終設計の家事動線は以下の通り。

1.家族が1階で風呂に入る
2.服を風呂場で脱ぐ
3.妻が翌朝に1階で洗濯機をかける
4.1階のリビングデッキを抜けたところに設けた洗濯スペースで干す
5.1階のワークスペースで畳む
6.2階のファミリークローゼットで収納する

という家事動線になり、以下の様にリビングデッキを抜けたところに洗濯物を干すための専用スペース(④)を設けてもらった。

こんな感じ

最終的には畳んだものを1階から2階まで持っていく必要があるが、妻いわくそれ自体は苦にならないし今よりも便利になるから大丈夫とのことだった。

そしてバルコニーを無くしたことによりこんなメリットも!

建築コストが結構ダウンした

よって我が家の水回りの設計は将来的なことを踏まえ、最終的には1階に持ってくるという設計に相成りました。

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