住友林業は他のハウスメーカーと同じくニーズに合わせて様々な商品が存在している。
・The Forest BF
・Forest Selection BF
・GRAND LIFE
・PROUDIO
・BF-耐火
The Forest BFは、2階建ての注文住宅。
Forest Selection BFは、1,000通りの間取りから選ぶことができる規格住宅。
GRAND LIFEは、平屋の注文住宅。
PROUDIOは、3・4階建ての注文住宅。
BF-耐火は、耐火仕様の注文住宅。
この他にもマルチバランスだったりツーバイフォーなどの商品もある。
ちなみにマルチバランスとツーバイフォーは、現在は主に分譲に使われている仕様のようだ。
でもって我が家はというとBF-耐火で注文住宅を建てることに。
BF-耐火って何もの?
自分もそもそも耐火って何?から始まったので、最初は理解できなかったが要は防火地域専用の耐火仕様の住宅のことだ。
防火地域とは何という方はこちら
防火についても調べていく中で3つのキーワードが出てきた。
それは準防火と防火と新たな防火規制区域??
ということで建物の基準でいうと、
防火地域>新たな防火規制区域>準防火地域
の順に建物の受ける制限が厳しくなる。
御多分に洩れず我が家もこの「防火地域」という厳しい制限を受けることに。
BF-耐火って何が違うの?
BF-耐火は、防火地域で建てることができる商品だけあり、通常の仕様とは大幅に異なる点が幾つかある。
防火地域だけに住林ならではの〇〇が採用できないというデメリットも・・・
大きく異るポイントとしては、建材が耐火仕様になるということと、石膏ボードなどの張り方が異なる。
こんな具合に、使用される建材が耐火仕様になってくる。
ここまででお気付きだろうか、な、なんと住林で建てた方のブログでよく見るあのリブ木目調の軒天が採用できなのだ・・・
厳密に言うと、設計士のMさんに無理を言って探してもらい木目調で採用できるものを見つけてもらったのだが、予算と保証期間(10年)の兼ね合いで断念した。
我が家もリブ木目調の軒天に憧れていたため、これは本当に残念ポイントの一つだった。
その他にも景観的に影響が出る部分として、サッシが挙げられる。
サッシも防火専用となるため、な、なんと網入りガラスになってしまうのだ・・・
我が家の場合、設計士のMさんが配慮してくれたおかげで、リビングだけは透明窓を採用できた。そう自動シャッター付きのサッシを提案してくれたことによる。
窓については、防火地域でも採用できる透明な窓がメーカーから出ているので、予算に余裕のある方は検討してみると良いかもしれません。ちなみに我が家は予算の兼ね合いで、LIXILのサーモスⅡ防火戸FGを採用と相成りました。
本当は予算が許せば、YKK APのAPW430防火窓を採用したかった・・・とほほ
お次は石膏ボードの張り方で仕様が異なる点です。
ということで、耐火仕様ゆえに21mmという強化石膏ボードの二重張りのオンパレード。
話として聞いたメリットとしては、
1.火災保険が大変に安くなる
2.一般的な家よりも外の音が更に聞こえないのでとても静か
3.2とかぶるけど家の中で騒いでも大丈夫
ということ。
逆にデメリットとして聞いたことは、
1.足元がとても硬く感じる
2.家が重いので通常の家で問題のない地盤でも改良が必要になることも
ということだった。
ちなみに我が家は、デメリットの2を引いてしまった。
地盤調査の報告書が届いて、「お、これは地盤改良はしなくてすみそうじゃないかな」と妻と話していたところ、結果としては家が重いので地盤改良をやることになってしまった。
これだけで三桁万円も余計にコストがかかることに。
コレがなければ、サッシにお金をかけたかったというのが正直なところ。
いやー本当に家造りは色々考えること、そして足しては引きの繰り返しでバランスを取るのが大変です。
BF-耐火については、ブログを書いている人があまりいなさそうなので、防火地域&住友林業で検討中の方は、上記のようなことがあるよ程度に参考になれば幸いです。
コメント